人生を選べる力が欲しかった

社会人から看護学校へ

看護学校を目指していた頃、私はちょうど結婚適齢期と言われる年齢だった。

紹介話をいただくこともあったし、好きな人がいたり、恋人がいた期間もあった。

でも、「看護学校へ行く予定です」と話すと、親世代の人たちからは反対された。

「結婚してからじゃダメなの?」

「そんなことしていたら婚期を逃すよ」

「学校なんて辞めなさい」

中には、

「親に孫の顔も見せず親不孝だ」

と言う周囲の人もいた。

正直、かなり悩んだ。

夜、寝る前に一人で泣いて自暴自棄になりかけたこともある。

仕事を辞めて、結婚もせず、看護学校へ行こうとしている。

本当にこれで良かったのか、何度も迷った。

母は、合格した時どこか寂しそうだった。

たぶん、本当は普通に結婚して幸せになってほしい気持ちもあったのだと思う。

それでも、最終的には私の意思を尊重してくれた。

父は単純なので、無邪気に喜んでいた。笑

昔付き合っていた人が転勤になった時、私は県外へ一緒について行く決断ができなかった。

知らない土地で新しい仕事を探すことに、強い不安があった。

結局、遠距離恋愛の末に別れた。

あの頃から私は、「自分で生きていける力」があればいいなと思っていた。

もちろん、資格を取りたかったのもある。

でもそれ以上に、

  • 結婚
  • 子育て
  • 離婚や家族との死別
  • 転勤
  • 親の介護
  • 環境の変化

人生はいつ何が起きるかわからない。

そういう人生の転機が来た時、自分の人生を選択できる力が欲しかった。

ライフスタイルを柔軟に変えられる選択肢があることは、きっと強い。

ただ、それを当時の私はうまく説明できなかった。

だから周囲から見たら、急に人生のレールを外れた人のように見えていたのかもしれない。

そんな私を支えてくれたのは、

  • 理解ある家族
  • 応援してくれる友人
  • 看護学校でできた同期
  • 地域の仲間

だったと思う。

看護学校へ行くことを反対されて悩んだ時、支えてくれた人たちの言葉は今でも覚えている。

あの時、色々な人に背中を押してもらった気がする。

だから今度は、私自身が、

一歩踏み出すのを躊躇っている方の背中を押せるようになったらいいなと思っている。

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